2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北朝鮮から軍靴の音を聞きとれない怖さ

前のエントリーから続く。 朝日新聞はじめマスコミは反体制の振りをしているけれど、その本性は体制派だ、という話。思い当たる節がある。北朝鮮のミサイル発射に対する政府の強硬姿勢。これについては全ての新聞がほぼ同じ論調で、積極的か消極的かの違いは…

小沢一郎政権奪取論

90年代の証言 小沢一郎 政権奪取論 あとがきにもあるが、この本は90年代日本政治についての「小沢史観」である。 そういう前提で読んでも、自民党離党から細川政権、自由党での自自公連立、そして民主党へと、その道程への回想は政治のエネルギーというもの…

追想:イタリア青年とキャンディキャンディを歌う

ネットに押されて伸び悩んでいるようだけど、相変わらず海外で日本アニメの人気は高いようだ。 日本のアニメーションが他国のものとは区別され、ひとつのジャンルとして確固たる地位を築きはじめてからほぼ10年。やっと不動のものとして認知された感がある。…

読み解かせる漫画「Death Note」

DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス) この衝撃は、いつ以来だろう。 学生時代以来ひさびさに漫画を読んで、完全に打ち抜かれた。本当に面白かった。いまどきの漫画はどれもこんなに面白いのかな? 最近の他の漫画をほとんど読んでないので分からなかった…

鏡の法則:心理学の話らしい

いろんなブログで話題になってるので、元ネタらしいこちらで読んでみた。(そもそもの元ネタは出版されている書籍らしいけど・・)なんかコメント欄がすごいことになってる。 あらすじは簡単で、まず子供とのコミュニケーションに悩む母親Aがいた。実はその…

宮本浩次の原初の叫びを聞いた

町を見下ろす丘 洋、邦問わず、ロックをすっかり聞かなくなった。でもエレファントカシマシだけは聞き続けていて、今日はコンサートに行ってきた。僕にとってこのバンドの音楽とは、95%以上がそのボーカリストの声、だ。なので厳密に言えば、僕はコンサート…

広瀬弘忠「無防備な日本人」

無防備な日本人 (ちくま新書) 日本は本格的にリスク受容型社会へと移行している。その中で生き延びるのは、自己のサバイバルの追及を最重視し、すべての価値を相対視して、状況に応じて大胆に自己の変身を遂げられるタイプの人間――「プロテウス的人間」であ…